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覚えたせりふは忘れてしまう事です

相手役の演技に対して新鮮なリアクションが出来ないのは、

せりふや段取りを暗記して、

それを再現することが演技だと思っているからです。

稽古で身についたせりふは、

一度忘れてしまう事です。

それが新鮮なリアクションとして表に出せるように、

それ以降の稽古を積むのです。

せりふを自分の言葉と出来るようにする為に長い稽古期間が必要なんです。

「本番中にせりふが出てこない」

という言い方をするのはそのためです。

芝居の流れに合った正しいリアクションが感じられないから出てこないのです。

「~せりふが思い出せない」とは、

あまり言いません。

思い出せないのは、

ただ自分のせりふだけを暗記しているにすぎないからです。

多くの学生や初心者は、

せりふを覚えることが芝居を作る事でと勘違いしがちです。

しかし実際は、

せりふを覚えてからが本当の稽古の始まりです。

初心者は、

いきなり遠いポイントにゴールを設定しても苦しい事の方がリアルで、

目標を見失ってしまう事もあります。

それならば、

より身近な目標を一つずつクリアーしていく方が分かりやすいものではあります。

しかし、

あんまり手近にゴールを設定しすぎては、

より遠くにある本当のゴールには、

なかなか辿り着けませんし、

そこがゴールではなく、

単なる“通過点”でしかないという事実にさえ

気づかない事もあります。

そういう人は、

“演技なんてこんなモンだ”

なんてナメるようになりやすいです。

負けず嫌いな人は脈があります。

ナニクソーと思いながら

より遠くを目指せるから・・・。

例え最初は下手くそでも、

そういう気持ちがあれば、

上手くなれる可能性があるからです。

芝居を続けていけるからです。

芝居をナメている人は、

少々の挫折が一生の挫折だと思い込み、

そこで自分の才能に見切りを付けがちです。

小さな挫折をそんなに大きく感じられるなら、

その想像力を、

もっと発想を膨らます方に使えば、

もっと演技だって続けていけるのに、

そういう発想の転換も出来ないのです。

それはとても残念な事です。

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