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演劇は楽しいモノの

ミュージカルの発表会の手伝いをしています。

俳優としてです。

週に一回だけの稽古なので、

やはり稽古時間は足りないというのが実感です。

相手役やバンドとの呼吸があわなかったり、

今の時期が追い込み稽古前で、

演出的段取り合わせや、

バンドとのキッカケ合わせ等を中心に進めなければならない関係上、

俳優の自由な稽古が出来ない分、

若干ストレスの増える稽古展開であることは事実で、

そういう意味では楽しいというよりは、

苦しい、辛い、面倒くさい稽古場であることも事実です、

が、

そういうマイナスな面も含めて、

色々な演技の可能性を探せる舞台の稽古というものは、

とても楽しいです。

(別に高校生達にデレデレしてるわけじゃないですよ!!)

稽古というものは、

毎回発見の出来る場です。

同じように毎回場面を重ねていても、

気持ちの変化で、

毎回新鮮なリアクションが見つかったり、、、

そういう“未知の表現への可能性”が垣間見えるから、

稽古は新鮮で楽しいのです。

プロもアマも関係ありません。

そういう発見の感覚を持てない人は、

俳優としてのセンスが磨けていない人だと思います。

一部には“早く安心したがる”俳優もいます。

演技エリア内での自分の段取りを早く固定してしまいたがる人、

演技上のリアクションを早々に決めつけてしまう人、

そういう人は、

新たな表現の可能性の芽を、

全部自分で摘み取ってしまっています。

決めるのは最後の段階で良いのです。

ありとあらゆる事を出し尽くした後か、

または、

“もうこれ以上は時間がない”って時期になってからで良いと思います。

自分が今回の発表会の稽古が楽しいのは、

相手役が“かわいい女子高生だから”では、

断じてありません。

その子が、

自分自身で演じる事に目的を持って稽古にのぞむ子だからです。

そういう子と共に稽古をする事が、

唯一自分に良い刺激を与えてくれるのです。

コチラから一方的に「ああしろ!こうしろ!」って指示しなければ成立しない稽古は、

ホントの稽古ではないと自分は思います。

自分は何をすべきか?

何を演じるべきか?

そういった事を考えて稽古にのぞむ事、

具体的に考える事が、

人が一人前の俳優として自立出来る一つの方法です。

演出から演技の方法を具体的に指示されているような人は、

俳優とはいえません、

そういう演技しか出来ない自分を悔しがり、

俳優としての自分を恥じるべきです。

演じる事の意味を自分で見出し、

その価値を自分で決め、

演じる事を意義を自分で勝ち取る事、、、

それが、

俳優のプライドだからです。

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